血管新生の際には、MMPsが見いだされます(Moses
EXS 1992, Moses JCBiochem 1991)。
新しい血管を形成するためにMMPsは周りの組織を侵略し、伸長し、移動します。体のほとんどの組織はマトリクスで構成されており、繊維状のメッシュですべての繊維構成要素(細胞、腺、血管、神経)を共に維持しています。
軟骨マトリクスと同じように繊維マトリクスはコラーゲン繊維で構成されていますが、軟骨マトリクスや骨マトリクスよりもルーズに構成されています。
繊維マトリクスはしばしば「ソフトなマトリクス(皮膚、筋肉)」と分類されており、軟骨マトリクスや骨マトリクスは「ハードなマトリクス」と分類されています。
血管新生の際、血管形成部がMMPsを産生分泌し、MMPsはコラーゲン繊維を開裂し、間隙を開けて血管が繊維へ掘り進むのを助けます。
それゆえMMPsの分解活性は血管新生の鍵となる現象であり、血管新生抑制のための標的として位置づけられました。